いつもの自分の部屋。
小さいワンルーム。
・・あれ?
なんだか部屋の様子がおかしい。
この花瓶・・・なんだろう?
???
いつからあった?
自分で買った覚えもない。
ここに置いた記憶もない。
???
でもセンスが良いな。
部屋がおしゃれに見える。
???
なんか怖くなってきた。
すると、玄関の扉の外に、人の気配が。
・・ストーカー?
・・部屋に誰か入った?
頭をよぎる。
玄関を開けた。
カンカンカン!
階段を急いでかけ降りる音がした。
誰だ!急いで追っていった。
・・・女?
どこかで見たような。
泣いている。
よく見ると、知っている女性だった。
20代の頃、付き合いはしなかったが、少しいい感じになったことのある女性だった。
手になにか荷物を持っていた。
俺の部屋にまた侵入しようとしていたのか?
部屋に勝手に入った人がいるという怖さ、知り合いの女性に会えたという懐かしさ、もしかしたらあの女性にまだ自分が好かれているのかもしれないという嬉しさ。
なんとも言えない変な気持ちで目が覚めた。
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