Windows Subsystem for Linuxの略。Windows上で動作するLinuxの実行環境のこと。2019年2月にはWSL2が公開されている。Windowsにインストールされているソフトウェアの1つのように、Linux環境を利用できる。
WSL1とWSL2の違いは、仮想マシンによって「完全なLinux」を動作させられるようになった点。WSL1ではLinuxカーネルでなくLXCoreというサブシステムがLinuxの実行環境を作っている。WSL2では、Hyper-Vと呼ばれるハイパーバイザー上でLinuxカーネルが動作する。
※Linux カーネルとは?カーネルとはOS内部に存在しハードウェアの主な機能のすべてを制御するという意味。Linux OSの主要コンポーネント。コンピュータのハードウェアとプロセスの間のコアインタフェースのこと。効率的にリソースを管理する。携帯電話、ノートパソコン、サーバーなど、コンピュータの種類を問わない。
WSL2では専用の仮想マシン「Lightweight utility VM」上でLinuxが動作する。仮想ネットワークアダプタも作成され、Windowsとは別のIPアドレスを割り当てられるようになった。
Windowsの機能の有効化または無効化⇒「Linux用Windowsサブシステム」と「仮想マシン プラットフォーム」の2つにチェックをしてOKボタン。
Linux カーネル更新プログラム パッケージをダウンロードにアクセスして「x64 マシン用 WSL2 Linux カーネル更新プログラム パッケージ」をダウンロードする。
初期設定では既定のバージョンでWSL1が選択されているのでWSL2に切り替える。コマンドプロンプトを起動して「wsl –set-default-version 2」と入力して実行すると「WSL 2 との主な違いについては、https://aka.ms/wsl2 を参照してください。この操作を正しく終了しました。」と表示され設定完了。
次にMicrosoft StoreからUbuntuをインストール、開く、ユーザーネーム、パスワード等を設定。これでWindowsでUbuntuが使えるようになった。
次にMicrosoft StoreからWindows Terminalをインストール。Windows Terminalから下三角ボタンにてUbuntu(WSL2)を選択して1つのタブとして利用可能。
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