衆議院議員総選挙、小選挙区と比例代表の違いとは？

総衆議院議員総選挙とは？

衆議院議員の全員を選ぶために行われる選挙のこと。
小選挙区選挙と比例代表選挙が、同じ投票日に行われる。

衆議院議員の任期満了（4年）によるものと、
衆議院の解散によって行われるものの２つに分けられる。

小選挙区選出議員が289人。
比例代表選出議員が176人。
衆議院議員の定数が465人。

これは東京の小選挙区の例。東京の場合、①～㉕と25の区割りとなっており、１区につき１人が選挙によって選ばれる。

衆議院と参議院の選挙で、比例代表制が導入されている。
各政党の得票率に応じて議席数が決まる。

得票率とは、獲得した得票数を有効得票数で割った値のこと。
有効得票数とは、投票総数から無効投票数を差し引いた票数のこと。

メリットは、死票を少なく、少数意見を反映しやすい点が挙げられる。
デメリットは、小政党が分立し、政権が不安定になりやすい。

各政党は、当選議席数が確定すると、候補者名簿の上位から議席を割り振る。
候補者名簿の上位に名前が掲載されている候補者の方が当選の確率は高くなる。

党の人気がそのまま当選数として現れるので、当所属の議員は死活問題である。だから自民党の若手や無名議員は菅首相の交代に賛成だった。

野党は連合を作らないとヤバい。政党支持率が下がると、党への得票数も集まらないので、比例代表で当選できない。ことごとく党員が落ちる。

また小選挙区でも１区で１人しか通らないので強い人間しか勝てない。ここも大政党が有利。

ということは、党の人気を上げる努力をするか、野党で連合を作って小選挙区で統一候補を出して与党に勝つしか無い。具体的には、この区は立憲や共産党など野党で協力して、候補は１人にしましょうという打ち合わせが必要。