議会の一般質問が行われている最中、いびきで30分居眠りをする議員にtwitterでチクリ。

すると数名の議員から呼び出され「議会の批判をするな。敵に回すなら政策に反対するぞ」と、恫喝とも言える説得あり。

安芸高田市 山本優議長の最初のインタビュー

「面白くないと思ったら目をつむったり居眠りしたりね。」
「そりゃ居眠りはするよ。国会でも県議会でも見てみんさいや。」
「大いびきかいて寝とるのがなんぼでもおる。」

ベテラン議員の意見

「わしはしたいんじゃが同意できんのよ。」
なぜ?
「そこは言われんよ。わしみたいに古かったらいろいろあるんよ。掟が。」
感想
議会側は、政策や町の未来より議員グループの意思決定を大事にしている人が多い。特に「議員グループの中心人物」に忖度しているのではないだろうか。
これは何も全国の市町村の議会や政治だけではなく、民間会社の中でも同じことが言える。役職や地位の高い特定の頑固で保守的な人間に周りが引っ張られる形で組織が歪む。
たぶんこれは、日本人固有の特徴かもしれない。
空気を読む、同調圧力、忖度する、出る杭を打つ、目立たないように、事なかれ主義。
多くの人は、役職が高くて声の大きい人に巻き込まれる。いじめっ子の理論と同じ。その意見が正しかろうが間違っていようが、その人に黙って従っていれば自分は目を付けられることはない。だからやり過ごそうとする。
それが民間会社でも、公務員でも、政治の世界でも行われている。
長老たちの村社会に若くて優秀な人間が入るとこうなる
この構図は全国各地の地方議会である。若くて優秀な人が議会に入っても、多数決の原理によってベテラン長老議員たちの「数の力」には勝てない。これが地方議会。市長になったとしても、議会の反発を喰らえば政策が通らない。「是々非々」とは一体何なのか。ただの理想論なのか。
高齢者の人口も、投票率も、圧倒的に年配に有利な地方議会。ただしベテラン議員も選挙で選ばれているのだから、文句は言えない。長いこと時間をかけて議員の新陳代謝を促して、地道に変えていくしかない。
若くて優秀だけではダメ。精神的なタフさ、反骨精神が重要だと思う。それがなければ長老たちに良いように使われて終わるだけ。かといって言葉が生意気すぎたり、ご高齢議員を攻撃ばかりするような人もダメ。強さと優しさ、その両方を兼ね備えた人が理想なのだと思う。
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