メンタリストDaiGo「ホームレス・生活保護」の炎上で思ったこと

「僕はまともな人間じゃない。人間の繁殖とか未来とか社会とか興味はない。」

自分の意見が常識とは大きく違っていることを前提として伝えている。

「ホームレスと猫を同列に並べるのは猫に失礼だ。猫に餌をあげるのはダメだけど、ホームレスにご飯あげるのは良いんですよね?なんでなんですかね?ふしぎ~。」

猫が好きだから故にヒートアップしてしまったのか、常識的な質問者を論破しようとして、常に攻撃的な言葉を選んでしまっている。

「自分にとっていらない存在、価値のない存在っているよね?」

確かにいる。いじめられっ子にとっては、いじめっこがいらない存在。
上司からのパワハラを毎日受けてる部下にとっては、パワハラ上司はいらない存在。

「僕にとっては猫の方がホームレスや生活保護を受けてる人達よりも存在は重い」

そう心で思うのは個人の自由だが、ホームレスや生活保護受給者という社会的立場の弱い人に対して、社会的立場の強い人がこういった発言をするのは聞いていて気持ちの良いものではない。

「自分のことを”差別だ”というアンチの人よりも、僕の方がたくさん税金を払ってるので、より多くの生活保護の人達を助けてる。」

お金の部分だけ見ればそう。でもこれって、わざわざお札にツバを吐きかけて顔に投げつけてるような印象を受ける。確かにお金はたくさん渡してる。でもその渡し方は、相手を傷つけるような渡し方をしている。

ホームレスとか生活保護の人が大事だと思うなら、身銭を切って助けてあげたら良いんじゃないですか?」

ここがよくわからない。世間が怒っているのは、影響力のあるDaiGoさんが、youtubeという自分が一番影響力を行使できる場所で、大勢の人に対して誰かを深く傷つけるような発言をしていることに対して怒ってるのではないだろうか?

スポンサーリンク

いじめられていた辛い経験はどこへ?

DaiGoさんは学生時代にいじめられていたと自ら告白し、その時の経験はとても辛かったと言っている。自分の責任ではない部分で同級生や先生から責められ、馬鹿にされる経験を持つ。

生活保護やホームレスの人だって、全員が全員、同じ理由でその状況になったのではない。不慮の事故かもしれないし、他人から受けた犯罪被害が原因かもしれない。

そして現在、その状況から必死で抜け出そうと頑張っている人に対して、さらに追い込むような嫌な言い方をするのは、まさに自分をいじめていた「いじめっ子」になってしまっているのではないか?あの時のつらい経験はどこへ?

自分が強くなったら、いじめる側に回るのではなくて、弱い人の手を引く存在になりたい。

生活保護や障害者年金で子育てしてる人

例えば、シングルマザーで体に障害を抱えた母親が障害者年金や生活保護で子供を育てていたとする。そんな人がDaiGoさんの発言を聞いたらどう思うだろうか?また、生活保護で育ててもらっている子供がDaiGoさんのyoutube上での発言を聞いたらどう思うだろうか?

優生思想とは?

命に優劣をつけ選別する。20世紀初頭に欧米諸国で盛んになった。戦時下のドイツでは、障害のある人に対し「断種法」に基づく強制的な不妊手術を行った。また「T4作戦」と呼ばれる「計画的な大量殺りく」を行った。

日本でも、その影響を受けて「旧優生保護法」が作られた。旧優生保護法とは、障害者の強制的な不妊手術のこと。1948年から1996年まで施行されていた。

「第一条」に 「優生上の見地から、不良な子孫の出生を防止するとともに、母性の生命・健康を保護することを目的とする」と書いてある。つまり「優生思想」をもった法律だった。障害をもつ人に、中絶や不妊手術をさせる条文があった。

本人の同意がなくても不妊手術を行うことができた。いわゆる「強制不妊手術」である。被害を受けた人の数は、分かっているだけでも1万6千を超えると言われている。

日本でも、つい最近まで「障害がある人は生まれてくるな」という思想が「法律」になっていた。

優生思想の影響を受けた犯罪行為の代表例として「津久井やまゆり園 殺傷事件」がある。

ホリエモン 餃子店批判で閉店事件

堀江貴文さんが餃子店でマスク着用で揉めて、店舗が特定できるような形でお店を批判して、お店が苦情の電話でまともに営業ができない状態に陥って閉店に追い込まれた事件を思い出した。

確かに堀江さんが飲食店の態度を批判する行為は法律の範囲内だ。でも、その後お店がどういう状態になるのか?影響力のある自分がネットで批判したら、自分のファンがどういった行動を起こすだろうか?ある程度の予想はできたと思う。

相手は公務員でもなく、政治家やメディアでもなく、ただの1個人の飲食店。電話番号も住所も公開されている。そこに対して自分のファンに火をつけたら、どうなるか多少は想像できたはず。

仮に「ムカついたから。思ったこと言って何が悪い?」という意見だったとする。

でも、ムカついたからといって、力の強い大人が、力の弱い子供をボコボコにはしない。立場が強いものが立場が弱いものを潰すのって、なんか違うと思う。

この世には、法律では裁くことができない暴力もある。影響力のある人間だったら、立場の弱い人間を、法律に触れないように、自分の手を汚さないようにして、相手のお店を閉店に追いやったり、時には精神的に追い詰めて自殺にまで追いやったりすることもできる。

表現の自由とは?

思ったことを口に出して言う。相手を傷つけたって構わない。それによって相手が思い悩んで死んでしまっても構わない。

確かに法律の範囲内。名誉毀損でなければ、言った本人は処罰されない。でもそうやって相手を攻撃しあって傷つけあう世界って、本当に楽しいのだろうか?良いことなんだろうか?

感想

人は、ちょっとした事故や病気で一瞬のうちに弱い立場になる。自分や自分の家族がそういう辛くて弱い状況になった時なった時、過去に自分が発した強い言葉が、後に自分自身を苦しめる。

人には優しくいたいと改めて思った。もっと楽しくて生きやすい日本であって欲しい。

制度として、生活保護ではなくベーシックインカムが必要だなぁと感じた。現状だと生活保護受給者が差別対象や攻撃対象になりやすい。ベーシックインカムであれば誰からも責められること無くのんびりひっそりと生きていける。

また、なぜ人は生活保護受給者に対して批判をするのか?その理由はスパイト行動という心理状態にあるらしい。

皆さんはどう思っただろうか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました