五人組(ごにんぐみ)とは?

五人組(ごにんぐみ)

1597年(慶長2年)豊臣秀吉が治安維持のために作られた制度。

江戸時代、領主の命令により組織された隣保制度のこと。下級武士や農民に五人組を組織させた。

五人与(ぐみ)・五人組合などとも呼ばれた。

制度の起源は、古代律令制下の五保制(五保の制)といわれる。

第二次世界大戦中は「隣組」として、戦後は「町内会」にその性格は受け継がれた。

五人組の機能

  • 年貢納入や治安維持について、組の構成員が連帯責任を負う。
  • 組内に年貢不納の者や欠落(かけおち=無断で行方不明)をする者が出ると、組として弁済の責任を負わされる。
  • 五人組内に犯罪者がいるときは、密告を強制され、知りながらそれを怠ると処罰される。
  • 組内にキリスト教徒がいたら密告させる。
    他の組にキリスト教徒がいることを見つけられたときは、組中の者に罰金を支払わせる。
  • 日常生活で相互に監視しあうことを強いらる。
  • 質地などの土地移動でも連帯責任を負わされる。

五人組と「スパイト行動」

お互いを監視して助け合ったり、逆に足の引っ張り合いをする制度というのは日本人特有の「スパイト行動」と相性が良いのかもしれない。

現在の相互監視社会で言えば、例えばマスクの着用など。日本人は非常に同調圧力が強く「あいつだけマスクしてないのは許さない」といった感情が強いので、この5人組制度や連帯責任という制度が上手く機能したのかも?

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