反ワクチン派の抗議活動とデマ報道

ワクチンのデマの発信元とは?

EUの対外行動庁(EUの外務省にあたる)が4月に公表した報告書によれば、中国やロシアが、ファイザーやモデルナのmRNAワクチンの信頼性を傷つけるような情報発信をソーシャルメディアなどを使って複数の言語で行っている。

また、ワクチンに関する偽情報やデマを監視している団体によると、TwitterとFacebookにあるワクチン関連のデマの65%は、わずか12の個人と団体が引き起こしていることが確認されている。

ワクチンのデマを流す目的

  1. ワクチンを批判して、自分の出版物やオリジナル商品に注目を引き寄せて、お金を稼ぐ。
  2. 科学よりも自分の信奉するイデオロギーに基づいて主張する。
  3. 自分に注目を集めたい。

反ワクチンとは?

自分が予防接種(ワクチンの接種)を受けたり、子供に予防接種を受けさせたりすることを躊躇したり拒否したりすること。

自分や自分の家族のみならず、他人のワクチン接種にも反対し、国や市町村に対してワクチン接種を中止するよう行動する団体。

反ワクチンは、世界保健機関によって、2019年における「世界的な健康に対する脅威」のトップ10のうちの1つに選ばれている。

コロナワクチン接種に対する反ワクチン派の抗議活動

いち早く12歳以上への新型コロナワクチン接種を始めた市役所や町役場に対して、反ワクチン派による、抗議の電話が殺到しているようだ。

電話による抗議の内容

  • ワクチンの危険性を知らないのか?
  • ワクチンを任意でも了承しているということは強要しているのと一緒じゃないか
  • ワクチン接種を中止しろ
  • 殺すぞ

そもそも、ワクチンの接種は強要ではなく任意だ。希望者のみ受け付けている。また、市や町などの地方自治体は、国からの指導の元でやっている。市や町を攻撃するのは、お門違いだ。

反ワクチン派の行動例

みんなで協力して『今日は△△県□□町にみんなで電話しよう!』のような手法を使っている。数百件近く一斉に電話をかければ、ワクチン接種を考え直すかもしれない、という考えから来るらしい。

この反ワクチン活動のせいで、通常の行政業務に支障が出て、そこに住んでいる市民、町民、行政職員に大きな迷惑がかかる。

河野太郎規制改革担当相がテレビで明言

新型コロナウイルスのワクチン接種に関し「ありとあらゆるワクチンが出ると、『打つと不妊になる』という話になるが、全部デマだ」と明言した。

子宮頸(けい)がんワクチン裁判とは?

国が接種を呼び掛けた子宮頸(けい)がんワクチンが、全身の痛みやしびれといった副作用を引き起こしたとして、15~22歳の女性63人が27日、国と製薬企業2社に損害賠償を求め、東京、名古屋、大阪、福岡の4地裁に一斉提訴した。

「子宮頸がんワクチンは副作用が出る」との情報が広まり、子宮頸がんワクチンを接種する人が減った。実は、日本国内では、毎年約1万人の女性が子宮頸がんにかかり、約3000人が死亡しており、また2000年以後、患者数も死亡率も増加している。

ワクチンの歴史

日本の戦後すぐは「予防接種法」というものがあり、予防接種というのは、国が国民に対して強制的に打つものであった。これにより、日本のいろいろな病気は大幅に無くなり、世界の中でも注目を集めた。

しかし1980年頃「ワクチンの副作用がひどい」という意見を元に、反ワクチン活動家が増え始め、連帯し、政府に対して圧力をかけ、強制的な予防接種をやらなくなり、任意接種となった。

それまでは、日本のワクチンは世界に輸出するくらいレベルが高かったが、反ワクチン運動で任意接種になったことにより、日本メーカーも徐々に衰えていった。

ワクチンに対して恐怖を感じる人の心理は現状維持バイアスで説明がつく。変化を嫌い、新しい、よくわからないものに対して恐怖を感じる心理。転職活動や引っ越しなども同じ。

参考サイト

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