新聞の「押し紙」とは?

新聞の販売の流れ
新聞の流通は、新聞本社⇒販売店⇒お客様。
まず本社は新聞を発行し、それを販売店に売る。
販売店が新聞を買い取り、販売店はお客様を探して、お客様に売る。
新聞の利益には、新聞本体の売上とは別に「広告掲載料+チラシ料」がある。

押し紙とは?
新聞本社は販売店に10000部を売りたいとする。
しかし販売店は、お客様が7000人しかいないので、7000部しか売れないとする。

その場合、売れなかった3000部を、販売店に買い取らせる。
そして、さも10000人のお客様がいて、10000人に配ったように見せかける。
そして本社は広告主に対して「10000人に配られるメディアです」と言う。
広告主はそれを信じて、それ相応の広告掲載料を支払う。

新聞広告や折り込みチラシの料金
・新聞広告や折り込みチラシの料金は、新聞の発行部数で決まる。
・なので新聞社は、売れなくても発行部数を維持して、押し紙をしたいと考える。
・そして、その押し紙の引取先は、販売店に引き取らせている。

山陽新聞の「押し紙裁判」とは?
2011年10月、広島高裁は押し紙で発生させた損害378万円を、元店主に支払うように命じる判決を下した。新聞業界のタブーが明るみに出たビッグニュースだったらしい。

押し紙の存在は世の中に広く知られているものの、販売店側が勝訴した事例はまれ。販売店側に有利な結果になったとしても、和解で終わることがほとんどらしい。

新聞特殊指定とは?
正式名称「新聞業における特定の不公正な取引方法」
新聞業において、新聞の値引きの禁止などを定めた特殊指定。

・新聞発行本社が地域または相手方により多様な定価・価格設定を行うことを禁止
・販売店が地域または相手方により値引き行為を行うことを禁止
・新聞発行本社による販売店への押し紙行為を禁止

ネット押し紙とは?
大手新聞社がtwitterアカウント数や有料会員数を水増ししていること。
さも人気があるように見せかけ、実はフォロワーや会員が偽アカウント。

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