人は変化を嫌い怖がる生き物-現状維持バイアスとは?

現状維持バイアスとは?

変化や未知のものを避けて現状維持を望む心理のこと。現状から未経験のものへの変化を「安定の損失」と認識し、現在の状況に固執すること。

メリットとデメリットがあった場合、現状の利益より変化による損失の方が大きいと感じる。

人間は本能的に安定性を求めるので「現状維持バイアス」の影響を受けてしまう。変化によるメリットが大きい事が明らかでも、このバイアスにより損を選んでしまうことが多い。

プロスペクト理論とは?

利益と損失が全く同じ場合でも、損失の方が大きく感じる。
「リスクを負ってでも損失を回避したい」と考える傾向がある。

茹でガエル現象とは?

カエルをいきなり熱湯に入れると慌てて飛び出して逃げる。
しかし、水から入れてゆっくり温度を上げていくと、温度変化に気づかずそのまま死ぬ。

単純接触効果とは?

人は、経験していない事・よく知らない事・不確実なことに不安を感じる。
逆に、慣れ親しんだものを好む傾向がある。
例えば、レストランでよく知らないメニューが多い時、以前食べて美味しかったものを選んでしまう。
「繰り返し接すると好意度や印象が高まる」という「単純接触効果」というものがある。

現状維持バイアスの具体例

現金⇒クレカや電子マネーに移行できない
電子マネーやクレジットカードを使うことに強い抵抗がある。「今までは現金だけで生活できてきた。これを変化させて、騙されたり、損をするのが嫌だ。だったら今のままでいい。」という心理。

退職・転職できない
今の会社や仕事内容に強い不満がある。でも退職をする勇気はない。転職して後悔してしまうのが怖い。だったら今の職場で、辛くても我慢をしながら働くほうが良い気がする。

終身保険の解約・変更ができない
ちゃんと計算すると、こんなに高い保険に入らなくても良い。自分で積立投資に回したほうが利益が出るのもわかっている。でも一度契約した保険を解約するのに強い抵抗がある。将来への不安もあるので、なかなか解約に踏み切れない。

大学や専門学校の休学、中退ができない
一旦入学して数ヶ月が経過してしまうと、その分野に興味がないことがわかったとしても、大学を続けた場合の損失(学費や時間)に比べて、大学をやめたときの損失(それまでに費やしたお金や時間、大卒の免許、世間体)の方が大きく感じてしまい、辞めることができない。

大学が辞められない理由は「現状維持バイアス」と「プロスペクト理論(利益と損失が全く同じ場合でも、損失の方が大きく感じる現象のこと)」が働いていることが大きく関係している。

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